大阪純喫茶でたまごサンドをひたすら食べ比べてみた ~前編~
大阪に行く用事が出来たので息を吐くように
「っしゃ。前から行きたかった純喫茶に行くかな!」
と思いついたよしきちです。
純喫茶と言えばたまごサンド。周りの関西人からそう教わりました。
だったら純喫茶巡りとたまごサンド巡り、同時にすれば良いじゃない。
私の中の一休さんが閃きます。
そんなわけで大阪駅周辺の純喫茶とたまごサンドについて
調べてみたら思った以上にありました。店舗が。
こんなにあるとはね!わくわくすっぞ!と
計画を立てていましたら隣からツッコミが入る。
同居人「待て。2日ちょいで何店舗回る気だ」
私「無論、(胃が)死ぬまで」
年末年始の断食に加え、日々の16時間断食のおかげで胃のキャパが
かなり小さくなってるけど縛りプレイが好きなのでイケるとこまでいこうかと。
以下、自分を縛る内容です。
- 店舗ごとにたまごサンドを注文する
- 店舗ごとにコーヒーを注文する
- たまごサンドは一人で食べ切る
- 元々のスケジュールの合間に全てを行う
それでは行ってきます。
①珈琲の森
まずはこちらの店舗にやってきました。
一日目の今日は大阪に画材を買いに来た同居人氏も同行します。
が、たまごサンドは一人で食べるルールなのでただの同行です。
阪急梅田駅より徒歩5分。茶屋町方面にありますこちら。
煙草:禁煙でした。入口にガッツリ貼ってありますね。
モーニングの値段が400円~450円ね。と、この時は思ってたんです。
移動に疲れ食べ物を待ち焦がれる同居人氏。勢いが凄い。
因みに彼女はシナモントーストとカフェオレのモーニングを頼みました。
写真を撮るために配置換えしてるのはご愛敬。
しかしカフェオレ、シナモントースト、サラダのこの内容で450円は安すぎない?
値段設定に俄かに不安になります。高くても安くても不安になる、人間そんなものです。
で。私の方のミックスサンドなんですがこのボリュームにコーヒー・サラダを付けて450円?は????
大阪の価格破壊は凄まじいものがあるな……。
コーヒーはあっさりしていて飲みやすい。おかわりしたい味。
厚焼き卵にハムときゅうり。ケチャップ。パンがふっかふか。
つまりめちゃめちゃ美味い。最高。最&高。
小さめの店内。しかし隣の席の二人が凄かった。
多分20代後半くらいの派手な女性たちだったのですが。
このご時世なのに居酒屋のボリュームで喋る。思わず顔を背けるレベルで喋る。
「オシャンな料理食べたい~」
「前に行った○○って国では~」
「前に付き合ってた40代の人が凄くて~」
「若いイケメンが見られる場所があって~」
バブル時代へGO……???
みたいな感じで面白過ぎたのでした。右隣、モザイク掛かってますが見た目は現代っ子ぽいのに発言が30年前だった謎。
でも「元カレが連れて行ってくれた店で揚げるのに50分掛かる芋の天ぷらがある」「元カレはさつまいもに詳しくて~」発言はちょっと良かった。
②ダイヤ
宿泊の為ホテルに荷物を預けたのですが、熱い。暑いっていうか熱い。
外をなるべく歩きたくない季節が近づいてきましたね。
JR大阪環状線福島駅から徒歩1分。ちょいとだけ梅田から遠いこちら。
駅の対面にある七福神が目印。横断歩道を渡りまして。
ひゅー!純喫茶!って感じの純喫茶だ!
喫煙可能店&未成年は不向きな気配がシールから漂う。
メニュー表はこんな感じ。いい雰囲気だ。
モーニングサービスは380円。安いゾ。
コーヒー:結構酸味があるお味。たまごサンドと合う。
サンドは硬めに茹でたゆで卵を潰してソースを効かせたタイプ。パンは薄めでTHEサンドイッチ~って感じ。懐かしい。
こちらは同居人氏が食べたお好みサンド。
二時間ほど前にシナモントーストのモーニングセット食べたことを
完全に忘れて注文してる量。
たまごサンドを交換したところ、こちらの方が胡椒が効いていた。
そして案の定満腹で自爆前のセルみたいになっていた。
こちらのお店はマスター(確か80代)とお姉さん二人が切り盛り。
中心がカウンターになっていて昔ながら~って感じが良かった。
私たちが帰る直前、お昼休憩らしい地元の常連客さんがわーっと入ってきて一気にモクモクと煙草の煙。おお、純喫茶っぽい。
煙草が苦手な方、お子様には決しておススメできない。入口に書いてある通りである。
~余談~
この後反対側から外観写真を撮ってたらスーツ姿の男性に声を掛けられました。
よしきち (たまごサンドを食べまくる遊びをしてるとか説明が面倒くさい)
よしきち「さっき行ってきたんですけど昔ながらの喫茶店で面白かったので~」
男性「へえ、そうなんですね~」
よしきち「煙草も吸えましたよ。っていうか煙草を吸う店でした」
~同居人氏はこんな時気配を大樹のごとく消します~
男性「それは良いですね、ところでこれを見てほしいんですけど」
よしきち (お、マルチの勧誘かな?)
男性「これ、僕の彼女なんです」
よしきち「お、おう」
男性「それで、これが僕のやってるバンド」
よしきち「へえ~。それじゃあ!」
あれはなんだったんだろう。
③アリア
同居人氏は自爆を免れ日本橋へ画材を買いに。
私の方は予定の前にもう一軒行きたかった純喫茶が。
大阪市営谷町線東梅田駅4番口 徒歩6分。
ちょっと怪しいホテル街にございます。階段を下りて地下へ。
前以て知らなかったら中々入りにくい雰囲気のこちら。
え、Wi-Fi飛んでるの⁉現代~!!
階段を降りた先に入口が。さあ勇気を出して入ってみましょう。
店はおっちゃんとおばちゃんがやってるようです。
どこでも座っていいわよーと言って貰えたので奥の席へ。
椅子の座り心地が妙に良い……!
そして広くて居やすい雰囲気なうえ、Wi-Fiまで完備されている為か皆煙草を吸いながら寛いでいる。いいぞ、ここはかなり良い。良いしか言ってない。
勿論喫煙のこちらのお店では昔ながらのクリスタルな灰皿がどっしり待ってます。
たまごサンドは無かったので、こちらではホットコーヒーを頂いて休憩を取ることに。
コーヒーは酸味が少し。飲みやすい。
エアコンの温度も良い感じ。一人客が多く私以外皆煙草吸ってます。
煙草平気ならずっと居られるなここ。
一人で近くまで来たときは是非休憩に使いたい。しかし土日はお休みとのこと。
~余談2~
目的の店の営業開始まで10分ほどあったので、泉の広場で時間を潰してたら40代くらいの人にナンパされた。
というかあれは立ちんぼに間違われてた可能性が高い。大阪怖い。
~ここで一旦、水煙草体験をしに梅田へ~
~初めて行ったけど二時間くらいダラダラ吸ってた~
④喫茶サンシャイン
水煙草で肺をスモークした後、ホテルにチェックインして暑さと荷物で死にかけた同居人氏と東梅田駅で合流。
「ナニカ、ノミタイ」しか言わないので予定を繰り上げ、すぐ近くの店に行くことに。
東梅田駅 7番出口 地下直結すぐ。
サンドイッチセットに玉子を発見。こちらを注文します。
こちらは禁煙。ホットケーキが有名だとか (すっかり空腹になった&甘いものを摂取したがった同居人が食べました)
水を一気飲みした後、ミックスジュースを飲み
「生き返った……」と甘味を貪っていました。
炎天下で画材ってか紙を大量に買ったからでしょう。
こちらのコーヒーは苦味が効いてます。こだわりの店のお味。
たまごサンドの中身は薄目に焼いた卵にトマトが厚めでとてもジューシー。
さっぱりとした味でサクサク食べてしまった。パイナップルも乗ってるぞ。
店は広い~狭いのちょうど真ん中辺りの広さ。
静かめ(※対・珈琲の森比)でゆっくりしやすい雰囲気でした。
Wi-Fiも完備。居てもいいよって言われてる感が嬉しい。
⑤マヅラ喫茶店
荷物を抱えた同居人氏とは別れて、更にもう一軒。
大阪駅前第1ビルB1F、特徴的なこの店構え。この人形が2個あるとはね。
名物店長(100歳超え)は今はご時世的にお店に出てないのでしょうか。
自分の親より上かな?くらいの男性店員に促され、禁煙ゾーンどこでも座っていいですよと言われたのでまた端っこの席へ。
煙草は分煙の様子。
椅子が、なんか座りにくいのです。アリアと似てるのに。
メニューはこんな感じ。純喫茶ってる。勿論たまごサンドとコーヒーをオーダー。したいんですが店内広いし店員さん全然こっちに来ないので待ちぼうけ。
暇すぎて写真を撮る私。
他のお客さんが禁煙ゾーンに入ってきまして、後ろから付いてきた店員さんをようやく捕まえて注文。
母親くらいの女性店員の愛想が無さ過ぎて逆にワクワクしてきましたよ。
しかし先程きたお客さん2人連れは無表情な女性店員に2人席に通されたようですが、鞄置きもなく狭そう。
めっちゃ席空いてるのに。私、3人席に1人で座ってるのに。
その後またさっきの男性店員が「どちらでもどうぞ」と案内された2人連れは4人席へ。
oh……気まずいですよこれは。
店側でその辺統一して頂きたい……!
さてやっと来ましたコーヒー。かなり酸味が効いてます。酸っぱ!ってなった程度に。
たまごサンドは潰したゆで卵にサニーレタス。マヨネーズ多め、キャベツ。パン薄くて柔らかい。おてふき付き。
味は時に特筆すべきことが無い味なのがまた面白い。
強いて言うならサニーレタスの存在感が凄い。もしゃもしゃ。苦味。
そんな店ですが店内は宇宙船の中のようでかなり広い。
しかしミラーボールが反射して写真が凄いことに。
雰囲気はいいけど椅子と居づらい雰囲気だったのとサニーレタスがもっしゃもしゃしたので再訪はしない……かな。※一個人の意見です。
以上、一日で五件の喫茶店と水煙草と変な声掛け二件をこなし、満腹のままホテルへ戻ったのでした。
後編へ続く。